あなたはくせ毛をシャンプーするとき、どんなふうに洗っていますか?
その洗い方、もしかしたらくせ毛を傷めてしまったり、トラブルの原因を作ってしまってるかもしれません…
この記事では、くせ毛の正しい洗い方を伝授します。
くせ毛の洗い方のコツは5つ
- お湯の温度は37~38℃
- 予洗いをしっかりやる
- 洗浄力が優しいシャンプーを使う
- 髪をこすらない
- しっかりすすぐ
5つのコツをもっと詳しく説明していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
①お湯の温度は37~38℃
くせ毛を洗うときの最適な温度は37~38℃です。
40℃を超えると髪も頭皮も乾燥してしまったり、乾燥することでかゆみにつながってしまったりします。くせ毛はなるべく乾燥させないほうがいいので、この温度が最適です。
しっかり湯船で体を温めたり、体にお湯がかからないよう前かがみの体勢で髪を洗うといいでしょう。
お湯の調節が細かくできないご家庭は、自分の体温と同じだと覚えておくといいですよ。
②予洗いをしっかりする
髪を洗うとき、予洗いをしっかりやっていますか?
予洗いとは「髪にシャンプーをつける前に、十分にお湯を流して汚れを落とすこと」
お湯を流してしっかり洗うと、髪の毛の汚れの約8割は落とせるんですよ。
しかも、予洗いが十分だとシャンプーの量が少なくてすむし、シャンプーの泡立ちがとても良くなるので、いい事ずくめ!
予洗いの時間の目安は1~3分。
1~3分でも結構長く感じるので、一度測ってやってみてくださいね。
髪を洗う前のブラッシングについて
「シャンプー前には、髪についた整髪料や汚れを浮かせるためにブラッシングしましょう」
とよく聞きます。
これは正しいです!
だけど、スプレーやジェルなど固める系のスタイリング剤を使っている場合は、髪に無理やりブラシを通すことでくせ毛を傷めることに繋がると思うので、私はブラッシングしていません。
スタイリング剤をつけてなかったり、つけていても少量ならブラッシングOK。
③優しい洗浄力・保湿力高めのシャンプーを使う
くせ毛は、くねくねと曲がっているので傷つきやすく、乾燥しやすいのが特徴。
だから、洗浄力が優しく保湿力が高いシャンプーを使いましょう。
シャンプーの洗浄成分にはたくさんの種類があるのですが、
- アミノ酸系
- ベタイン系
だと、とりあえず安心です。
ただし、髪質によっては合わないくせ毛さんもいるので気をつけてください。
サルフェート(硫酸系)は洗浄力が強すぎるので避けましょう。
石鹸系も、私は髪の状態がひどくなってしまった経験があるのでおすすめしません。
私がくせ毛さんにおすすめする「洗浄力が優しく、保湿力が高いシャンプー」はこちらにまとめてありますので、参考にしてください。
④頭皮を中心に洗い、髪の毛はこすらない
シャンプーを泡立てたら頭につけて、まず頭皮からマッサージするように洗います。
すると頭皮の血行が良くなって、髪の毛の細胞に栄養が行きやすくなるので、健康な髪が生えてきやすくなります。
マッサージすることでリラクゼーション効果もあるので、日々の疲れを癒やすひとときを楽しむのもいいですね。
髪の毛は、泡で包み込み、毛先に向かってすべらすように洗います。
髪の毛同士は絶対にこすり合わせたりしないでください!
髪の毛は摩擦がおこることでキューティクルが簡単に剥がれてしまい、パサつきの原因になってしまいます。毛先はこすらなくても、泡でなでるだけで汚れは落ちますので大丈夫。
ただし、スタイリング剤をたくさんつけた時は、一度のシャンプーでは汚れが落としきれない可能性があるので、二度洗いをしましょう。
二度洗いする場合は特に、優しいシャンプーを使ってくださいね。
私が愛用しているハーバニエンスのシャンプーは「二度洗いを推奨」しているくらい、頭皮や髪に負担をかけずに洗えるのでおすすめです。
関連:ハーブガーデン(ハーバニエンス)シャンプーを【くせ毛歴38年の私】が使って感動したレビューと口コミ。
それに、濃密な泡は頭皮のすみずみまで行き届くので、しっかり汚れを落とすことできるのです。
泡を作るグッズを使うと、簡単にもこもこ泡が作れるのでおすすめです!
⑤しっかりすすぐ
シャンプーした後しっかりすすぎができている人は少ないでしょう。
「自分はちゃんとできてる」と思った人!どれくらいの時間すすいでいますか?
すすぎに必要な時間は約3分くらいです。
3分って意外と長いので、予洗いのとき同様に最初は時間を測ってやってみるといいですよ。
どうしてここまですすぎのことをうるさく言うのかというと、トラブルの原因になってしまうからです。
- フケ
- かゆみ
- ベタつき
- 臭い
コンディショナーやトリートメントでくせ毛をケアする
くせ毛さんは、シャンプーをしてすすぎができたら、コンディショナーやトリートメントで髪の毛を保護することをおすすめします。
その理由は以下のとおり。
- 乾燥を防ぐため
- 髪のまとまりを良くするため
毛先を中心につけていきます。
髪の毛の中間くらいから毛先につけてなじませた後、手に残ったものを髪の根元の方から中間に向かってなじませる。
頭皮には絶対つけないでください!
コンディショナーやトリートメントは髪の毛を保護するものなので、頭皮には不要なもの。大量についてしまうと、肌に残留しやすく肌トラブルの原因になってしまいます。
手でなじませた後ブラシで髪をとかしたり、手で握ってぎゅっぎゅっと髪に浸透するようになじませます。
少し時間を置くとさらに髪に浸透しますが、すぐに洗い流してもOK。
くせ毛のシャンプーは1日1回夜にするのがおすすめ
くせ毛を濡らすために朝シャンしたり、汗かきで朝と夜に1日2回シャンプーをしたりする人もいるかもしれません。
でも、朝シャンにはデメリットばかり。
だから、くせ毛の人は1日に1回夜にシャンプーするのがおすすめです。
その理由は、寝ている間に頭皮から必要な皮脂が分泌されて髪の毛を保護してくれるからです。
皮脂は、たくさん出すぎてしまうとベタベタしたり臭いの原因になったりして悩みの種になることもあるけど、本来お肌や髪を外的因子から守ってくれるとてもありがたいものなのです。
余談ですが、湯シャン派の人やシャンプーは3~7日に1回だけという人もいます。
湯シャンとは、シャンプーを使わずにお湯だけで髪の毛を洗うこと。
最初の項目でも書きましたが、お湯で洗うだけでほとんどの汚れは落とせるので、まったく問題ないのだとか。
臭いやかゆみが出ないのか気になりますが、頭皮がだんだん慣れてくるので臭いもかゆみもほとんどないそうです。
ユーチューバー理容師の野武屋本店のぶさんや、くせ毛マイスターののっちさん(@kusegemeister)のような理美容師の方にも湯シャン派はいるので、シャンプーで過剰に髪を洗いすぎるのが良いわけではないということが分かります。
また、カーリーガールメソッド(くせ毛を活かしたヘアルーティーン)を実践している世界中の女子たちは、くせ毛を守るためにシャンプーは毎日せず、髪の毛の状態を見ながら、適切な種類のシャンプーを使って数日に1回髪を洗っています。
カーリーガールメソッドについては、リンさんのnoteがとても参考になるので、読んでみてください。
まとめ
くせ毛の正しい洗い方のまとめ。
- お湯の温度は37~38℃とぬるめ
- 予洗いは1~3分間しっかりとやる
- 優しい洗浄力で保湿力高めのシャンプーを使う
- 頭皮をマッサージするように洗い、髪の毛同士はこすらない
- 約3分間しっかりすすぐ
そして、くせ毛のシャンプーは1日1回夜にすること!
くせ毛に優しい洗い方を続けていれば、頭皮や髪が乾燥して傷むことを防げるし、スタイリングも綺麗にキマります。
ぜひ毎日くせ毛に優しくしてあげてくださいね。