- くせ毛がバサバサで汚く見える
- クセを落ち着かせるトリートメントはある?
- そもそも、くせ毛はどうやってケアしたらいいの?
そんな疑問をもっているあなたへ、潤ってまとまりのある髪に導く「天パ・くせ毛のケア方法3ステップ」と、ケアアイテムを教えます。
天パ・くせ毛のケア方法は以下の3ステップ。
シャンプーはケアと言うより頭皮や髪の汚れを落とすことなので、別カテゴリーでまとめています。
関連:くせ毛に合うシャンプー
天パ・くせ毛のケアの正しい方法を知っておけば、傷みやすいくせ毛を優しく守り、ヘアすることで美しさをキープすることができますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
くせ毛のヘアケアが重要なわけ
くせ毛は、うねったりねじれたりしているので、その部分のキューティクルが剥がれやすくなっています。
キューティクルが剥がれてしまうと、髪の毛の中にある大切な成分が流れ出してしまい、髪の毛の中身がスカスカになってしまうのです。
もしあなたの髪の毛が乾燥してパサパサになっていたり、ブラシで梳かすと引っかかったり、切れ毛・枝毛のように切れたり裂けたりしているなら、髪の毛の中の成分が流れ出して傷んでしまっている可能性が高いです。
髪の毛は死んでいる細胞なので、一度傷んでしまうと元に戻すことはできません。
美容室などで、トリートメントや髪質改善などの施術をしてキレイな髪になったように見えても、それはキレイに見えているだけで、元通りの健康な状態に戻っているわけではないのです。
だから、傷みやすいくせ毛の人は今ある髪の傷みが進まないように、そして新たに傷がつかないように、日頃のヘアケアはとても重要なのです。
それでは、どのようにヘアケアしていけばいいのか解説していきます。
天パ・くせ毛ケア3ステップ
くせ毛ケアの一連の流れには3つのステップがあります。
- コンディショナー、トリートメントなど
- ブラッシング
- 乾かす
順を追って説明していきます。
①リンス・コンディショナー・トリートメント・ヘアマスク
シャンプーが終わったら、コンディショナーやトリートメントをします。
リンスやコディショナー、トリートメントやヘアマスクの違いを表にまとめました。
リンス・コンディショナー | 髪の毛の表面をコーティング | サラサラ感・軽めの仕上がり |
---|---|---|
トリートメント・ヘアマスク | 髪の内部まで浸透・ダメージ補修 | しっとり感・重めの仕上がり |
リンスやコンディショナーは髪の表面だけをコーティングしてサラサラにしてくれるもの、トリートメントやヘアマスクは髪の内部まで浸透して傷の修復までしてくれてしっとりさせてくれるものという違いがあります。
でも実は、明確な定義があるわけではないし、メーカーや商品によって特徴が変わってくるものなのです。
だから名前だけにとらわれずに、自分の髪の毛を好みの質感に近づけてくれる商品を継続して使っていくのがいいでしょう。
コンディショナーやトリートメントの選び方
どれを使うか迷ったら、トリートメントを選ぶと間違いないです。
髪の毛は日々の生活や美容室での施術で多少なりとも傷んでいるもの。
トリートメントなら、髪の内部にまで浸透して栄養分を届けてくれるので、効果を実感できると思います。
もし、トリートメントで、重たくなりすぎたりベットリしたりする人は、使用頻度を3~5日に一回程度にし、毎日のケアはコンディショナーにする方がいいでしょう。
コンディショナーやトリートメントの使い方
トリートメントは、シャンプーした後の髪に水分を軽く絞ったあとにつけて、時間を少し置いてから流します。
髪の表面をコーティングするだけのリンスやコンディショナーであれば、時間を置く必要はありません。
ここで注意点。
コンディショナーやトリートメントは、頭皮にはつかないようにしましょう。頭皮に吸着するとお肌トラブルの原因になってしまいます。
つける順番は、毛先
中間 根元から中間・前髪につけます。※根元の方には、あえてつけなくてもOK
ブラシや目の大きいコームで髪の毛を優しくブラッシングするのです。
そうすると、トリートメント成分が髪の毛全体に行きわたって浸透しやすくなり、驚くほどに髪の毛がトゥルトゥルになります!
このあと蒸しタオルで髪の毛全体を巻いたり、トリートメントキャップをかぶったりして時間を置くと、さらに浸透率が上がって効果抜群!
洗い流さないトリートメントはどう違うの?
トリートメントの中には「洗い流さないトリートメント」という商品もあります。
これはアウトバストリートメントとも言い、シャンプー&トリートメントを済ませてお風呂から上がったあとにするものです。
目的は以下のとおり。
- ドライヤーの熱から髪の毛を守る
- 髪の毛を乾燥から守る
- 髪の質感・指通りを良くする
洗い流さないトリートメントには、オイルタイプ・ミルクタイプ・クリームタイプがあって、くせ毛・乾燥している人はオイルタイプ、猫っ毛の人はミルクタイプがおすすめです。
くせ毛の人が使うべきトリートメントはこちらの記事で紹介していますので参考に。
③ブラッシング
ブラッシングの目的と使い方
ブラッシングは、思いのほか大事なくせ毛ケアのプロセスです。
目的は以下のとおり。
- 髪の毛のからまりをほどく
- 頭皮を刺激して血行を良くする
- キューティクルや毛流れを整える
- シャンプー前に髪の毛の汚れを落とす
- トリートメントを髪全体に行き渡らせる
くせ毛は髪の毛が絡まりやすく、放っておくと切れ毛やダメージの原因になってしまいます。だから、1日に4回くらいは丁寧に優しくブラッシングしてあげましょう。
「朝起きたとき・お風呂前・トリートメントのとき・ドライヤーのとき」の4回!
頭皮は髪の毛がはえるための大事な土台。血行を良くすることで、新しい酸素を送り込み、老廃物を運び出すサイクルを活性化してあげることが頭皮の状態をよくするためには大切です。
くせ毛さんに最適なブラシ
くせ毛さんにおすすめなブラシを3種類紹介します。
まず「タングルティーザ」です。
これはすべてのくせ毛さんが持ってて損はない、とても使えるブラシです。長さの違うブラシが、髪の毛のどんなからまりも簡単にほぐしてくれます。
濡れ髪用もあるので、シャンプー前からお風呂の中まで使えて、使い勝手がとても良い!
次に「デンマンブラシ」
これは普通にスーパーで売っているような王道のとっても使いやすいブラシ。
髪の毛を梳かしたり、ヘアアレンジのとき毛流れを整えるときも使えます。
また、くせ毛を活かしたダウンスタイルにする時、カールした毛束をつくるのにも使いますよ。
さいごは、密かに人気「猪毛のブラシ」
猪毛は適度に水分と油分が含まれていて静電気も起こりにくいので、ブラッシングするだけでくせ毛がまとまります。ブラシの刺激も最高です。
④くせ毛を乾かす
シャンプー・トリートメントが終わったら、できるだけ早くドライヤーで髪を乾かします。
なぜなら、濡れた髪はキューティクルが開いていて、髪の内部の大事な成分が流れ出していくので、髪を乾かすことでキューティクルを閉じて、それを食い止めるためです。
ドライヤーは以下のようなものであれば何でもOK。
- 風量が多い
- 軽い
- 冷風機能がついている
⇒ 3つの機能を兼ね備えたおすすめドライヤーは「ホリスティックキュア」
くせ毛を乾かす方法は、髪の毛の斜め上の方向からドライヤーを当てながら、髪の根元から乾かしていきます。そうすると自然に毛先にも風があたって全体的に乾いていきます。
ドライヤーの温度は、髪の毛が熱くなりすぎないように、温風と冷風を交互にあてて乾かすことをおすすめします。
温風オンリーだと髪の毛の温度が上がりすぎてダメージになるし、冷風オンリーだと乾くまでに時間がかかってしまいます。
約8割ほど乾いたら後は自然乾燥にすると、乾燥しすぎることがないので髪の毛が程よく潤ったいい感じになります。
くせ毛の乾かし方については、こちらの記事で詳しく書いていますので参考にしてください。
⇒ くせ毛の乾かし方
くせ毛を守るアイテム
くせ毛は、毎日生活していく中でいろいろなダメージを受けています。
ダメージの原因は
ブローやアイロンを使ったり、パーマやヘアカラーは必要最小限にするとして、それ以外のくせ毛のダメージにつながることは可能な限りできるだけ避けるようにしましょう。
ダメージ対策グッズを5つ紹介します。
吸水性の高いタオル
タオルで髪の毛をゴシゴシ拭いていませんか?パンパンと叩いて水分を取っていませんか?
吸水性の高いタオルで優しく水分を吸い取ってあげてください。
綿100%で吸水性が高いタオルでおすすなのはコチラ。
マイクロファイバーのタオルは吸水性が高いのはメリットなのですが、髪の毛よりも細い繊維でできていて、お肌に使うにはちょっと注意が必要なタオル。
シルクの枕・ナイトキャップ
寝ている時に、髪の毛と枕は意外にこすれ合ってしまっています。
人間は一晩で約10~40回程度(個人差あり)の寝返りをすると言われているので、そのたびに摩擦が起こってしまっているわけですね…
それを防ぐためには、シルクの枕カバーを使ったり、ナイトキャップをかぶるのがおすすめ。
寝る時に三つ編みにしてた部分が、朝起きたら全く崩れていなかったんです。
シルクのナイトキャップはさらに効果が期待できるようなので、今度使ってみる予定。
帽子&日傘
紫外線はお肌にも髪にも大敵!
お天気が良い日は必ず帽子をかぶるか、日傘をさしましょう。
日焼け止めスプレーを髪にかける方法もありますが、顔への直接噴霧を推奨していない商品も多く、そういうものを頭にかけるのはどうかと思うし、目への刺激や吸入してしまう危険もあるので、私は使わない方がいいと思います。
センスの良い帽子を合わせれば、オシャレも楽しめて紫外線対策もバッチリ!
まとめ:毎日の天パ・くせ毛ケアで髪を守ろう
天パ・くせ毛を守り、今以上に傷まないように
- コンディショナーやトリートメントの選び方や使い方
- 効果的なブラッシング方法
- くせ毛の上手な乾かし方
これらを解説し、くせ毛を守るためのアイテムを5つ紹介ました。
くせ毛歴38年の私が、情報収集と勉強を重ね、経験を元に導きだした最善のケア方法です。